住信SBIネット銀行は5月下旬から住宅ローンの借り入れ手続きをネットで完結するサービスを始める。スマートフォンアプリやウェブブラウザーで顧客と不動産業者らがチャットでやり取りする。関係書類もウェブ上にアップロードする。郵送や電話対応が不要になり、審査にかかる時間が約半分になるとみる。
名称は「かんたん住宅ローン」。まずは住信SBIの一部代理店で始め、順次拡大していく。住宅ローンの借り入れ希望者はアプリやウェブから事前審査を申し込む。事前審査で入力した情報は正式審査にも引き継がれる。住民票などの必要書類は直接アップロードし、審査の進捗や結果をスマホなどに通知する。
住宅ローン市場では金利競争が激化している。住信SBIはアプリなどのシステム面で差異化して顧客増につなげたい考えだ。
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