不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が21日発表した1月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)が70平方m当たり1億1,138万円だった。前月比で1.3%高く、集計開始後の最高値を12カ月連続で更新した。
調査は専有面積30平方m未満の住戸や事務所・店舗用を除く、ファミリータイプを対象とした。
都心6区で主な買い手となったのは海外の不動産投資家や富裕層だ。好立地と資産性の高さが購買動機になっている。資金力があり、相場が1億円を大きく超える中でも買いの勢いが衰えない。
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は0.2%安の4,675万円。都心6区外も含めた東京都全体は0.4%高の6,418万円、神奈川県は0.4%安の3,608万円、埼玉県は0.2%安の2,965万円、千葉県は0.8%高の2,732万円だった。
近畿圏は0.9%安の2,846万円、中部圏は1.1%安の2,232万円だった。
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