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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

小型賃貸マンション開発 狭い用地を有効活用 個人の投資需要取り込み

 大和ハウス工業は小規模な賃貸マンションの開発事業を始める。2000u程度の用地を取得、建物を建設したうえで個人投資家などに販売する。価格は1億〜2億円程度。大規模マンションの開発には不向きな狭い用地の情報を有効活用、回復し始めた不動産の投資需要を取り込む。同事業で2016年3月期に年間100億円程度の売上高を目指す。  このほど埼玉県吉川市で住居と商業施設の複合エリア「IKUMACHI(イクマチ)吉川美南」を開発した。商業施設や戸建て住宅に加え、低層の賃貸マンション15棟200戸を建設した。同社が複合開発物件に賃貸マンションを組み込むのは初めてのことだ。  開発物件は同社の賃貸住宅所有者で構成する「オーナー会」の会員向けに販売する。現在、会員数は3万2千人。会員から所得税対策などで「賃貸マンションを持ちたいが手持ちの土地がない」という声が増えていることに対応する。大和ハウスが用地を仕入れて開発し、物件情報をオーナー会に提供する。  1棟単位で売却し、価格は1億〜2億円程度。同社が売却した建物は子会社の大和リビングが一括で借り上げ、入居を管理する。所有者は年間6〜7%程度の投資利回りが見込めるという。  今後も全国で小規模な土地を仕入れる。オーナー会の会員は買うだけではなく、土地を売りたいとの情報もあるため、ネットワークを活用して取得につなげる。仕入れた土地は1棟あたりの総戸数が150戸のマンションを4棟、または総戸数100戸のマンションを6棟といった規模で開発を進める。  大和ハウスは高層の大型賃貸マンションを開発し、グループ会社である不動産投資信託(REIT)の運用会社などに売却していたが、数十億円の物件が中心だった。今後は開発に不向きな狭小の立地も積極的に仕入れる。

日経産業 2014年10月11日朝刊

 

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