浜松市がエネルギー自給率向上などを目的に実施している住宅用の太陽光発電機器などの導入費に関する補助金制度に、予想を上回る申請が寄せられている。蓄電池申請が予想の2倍近くに上り、9日時点で執行額が予定の9割を超え、3月末の申請期限を前に、予算額に達する可能性が高くなっている。市担当者は「漏れのないよう早めの申請を」と呼び掛ける。
補助金は太陽光発電システムや、エネファーム、エコウィル、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)、家庭用蓄電池などの機器導入が対象。2016年度は総額8,800万円を確保した。
9日時点の申請件数は、太陽光発電が想定1,600件を500件近く下回る1,120件だったのに対し、想定100件の蓄電池は209件で実績額は2千万円を超えた。市担当者は「災害の備えや、家庭内で昼夜を通したエネルギー効率化を考える家庭が増えている」と分析する。
市では予算額を上回った日の受け付け分で、申請の受け付けを終了する。最終受付日の申請者を対象に抽選を実施する。問い合わせはエネルギー政策課<電053(457)2502>へ。
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