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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

太陽光・HEMSセットで Looop、家庭向け投入 ゼロエネ住宅普及が追い風

 太陽光発電システム販売のLooop(ループ、東京・文京)は、家庭向けに太陽光発電とエネルギー管理システム(HEMS)を組み合わせた製品を投入する。太陽光発電は産業向けの販売が縮小する一方、省エネ住宅普及で家庭向けが伸びている。同社は将来的に自社の電力事業と組み合わせた家庭向けの製品・サービス展開も検討中で、新規顧客開拓を急ぐ。  家庭向けで主流の出力10kw以下の太陽光発電システムを月内にも発売する。初年度に1000件の受注を目指す。  システムはパネルと架台、電力変換装置などがセットで、一式で発電できる。パネルには3月から販売している両面がガラス構造の製品を採用。フィルムを使う同社の従来品に比べて耐久性が約2倍と高い。パネルの出力保証期間も一般的な20年間に比べ、30年間と長めに設定した。  HEMSも標準搭載しており、他の家電と連携して家庭内の電力利用を「見える化」するなどのシステム拡張が可能だ。  販売価格は施工費別で出力1kw当たり19万8,000円とする。  ループは太陽光発電の産業向けシステム販売が主力事業で、家庭向けでは後発となる。4月からは東京電力、関西電力、中部電力の管内で、電力小売りにも参入。自社の販売設備などから調達した電気を家庭向けに販売している。将来は太陽光システムと電気を組み合わせたセット販売など、電力事業との相乗効果を打ち出す考えだ。  ループの2015年3月期の売上高は前の期比58%増の109億円。16年3月期は産業向けの販売増で増収を見込む。  太陽光発電は産業用では設備の設置が一巡しているが、家庭用は成長余地が大きい。自家発電などでエネルギー収支を実質ゼロにする「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及が追い風となりそうだ。調査会社の富士経済(東京・中央)は、国内における30年度の家庭用太陽光発電の出力規模は5,000メガワットで、1,100メガワットだった14年度の約5倍に拡大すると予想している。

日経産業 2016年04月22日朝刊

 

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