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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

熱をIT制御 住宅省エネへ 浜松の4社空調システム開発

 浜松市内の中小ソフト開発会社4社が共同で、IT技術で家庭内のエネルギー消費を効率化する「ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)」の独自開発に乗り出した。東日本大震災以降の省エネ・節電意識の高まりからHEMSは市場拡大が見込まれる。4社は身の回りの熱エネルギーを有効利用する空調システムを考案。機能を絞った独自HEMSで大手メーカーとの差別化を図っている。  開発に参画しているのはアバンセシステム、モアソンジャパン、オルトア、浜名湖国際頭脳センター。一般的なHEMSは住宅の新築時でないと導入が難しいが、4社は家庭の電力使用量の4分の1を占めるとされる空調にシステムを特化し、比較的簡素な構造にして既存住宅にも導入しやすくする。  制御するのは電力ではなく、熱だ。冬は日なたや天井裏の熱だまり、風呂の残り湯などを利用してダクトで家の中に暖かい空気を送り、夏は雨水や生活雑排水で冷やした空気、日陰の冷気を送風するなど、エアコン要らずの生活を提案する。浜名湖国際頭脳センターの矢田祐一研究員は「住宅周辺の温度差や熱源のエネルギーを集めれば十分に活用できる。日照時間が長く、気温のメリハリがある浜松などではより効果的」と説明する。  2013年の商品化を目指し、モデルルームで実験しながら開発を進めている。導入費用は100万円以下に抑える方針。地域の工務店とも連携し、まずは地元から売り込んでいく。

静岡 2012年03月27日朝刊

 

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