東京市場で不動産投資信託(REIT)の総合的な値動きを示す東証REIT指数が急伸している。25日には前日比12%高となり、直近安値を付けた19日終値から3日間で43%上昇した。期末に向けた地方金融機関などの売りが一巡し、割安感に着目した海外投資家などの買いが入っている。ホテルやオフィスREITの値上がりは相対的に鈍く、ファンド間で格差もでている。
25日の東証REIT指数の終値は前日比170.14ポイント(12%)高の1,640と3月12日以来の水準を回復した。03年に東証がREIT指数算出を始めてから、初めて3日連続で上げ幅が10%を超えた。オリックス不動産投資法人や平和不動産リート投資法人、プレミア投資法人などが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇した。
|