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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

不動産投資信託 過去最大の暴落 1力月で半値

 19日の東京証券取引所で不動産投資信託(REIT)相場が暴落した。上場銘柄全体の値動きを示す東証REIT指数終値は前日比260.16ポイント(18.5%)安の1145.53で、下落幅と下落率はリーマン・ショック時を上回り過去最大だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う市場混乱の余波で、リスクのある金融商品を現金に戻す換金売りが膨らんだ。  19日終値は約7年2カ月ぶりの低水準。2月20日に付けた今年の最高値2250.65から約1カ月でほぼ半値となった。  日銀は3月16日にREIT購入の倍増を決めたが、相場下支えの効果は限られた。大手シンクタンク関係者は「海外投資家による巨額の売りに日銀は対抗できなかった」と指摘した。多額のREITを保有する国内の地方銀行は既に大きな痛手を負っている。損失がさらに増える前にできるだけ手放そうとする動きも重なったと分析する。  19日のREIT指数の先物は、取引を一時停止するサーキットブレーカーが2回発動された。

中日 2020年03月20日朝刊

 

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