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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

長期金利0.170%に低下 1カ月ぶり水準 リスク回避強まる

 1日の国内債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りが前日比0.010%低い0.170%と約1カ月ぶりの水準に低下(債券価格は上昇)した。ロシアのウクライナヘの侵攻で、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる国債に買いが集まっている。  財務省が同日実施した10年物国債の入札では、最低落札価格(99円22銭)が市場予想を上回り、投資家の買い需要が確認された。  欧米主要国や日本が国際決済網である国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの大手銀行などを排除すると決めたのを受け、「投資家がリスク回避の動きを強めている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト)という。  長期金利は2月10日に6年ぶり高水準となる0.230%をつけ、日銀は金利抑制策である「指し値オペ(公開市場操作)」を発動した。稲留氏は「国際決済網からのロシアの排除はインフレにつながりかねず、金利上昇要因にもなり得る」と指摘する。

日経 2022年03月02日朝刊

 

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