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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

浜松市 総合力10位 都市特性評価、静岡市は15位

 都市づくりに関する研究調査に取り組む森記念財団都市戦略研究所(東京都)は3日、国内主要都市の個性を分析した「日本の都市特性評価2018」を公表した。総合評価では、浜松市が東京23区を除く全72都市で10位と、県内で唯一トップ10入りした。静岡市は15位だった。  政令市、県庁所在地、各道府県で人口1〜3位の都市が調査対象。県内では富士市も対象に入ったが、詳細な順位が公表されない総合31位以下だった。経済・ビジネス、生活・居住、文化・交流など6分野に計83指標を設け、それぞれ相対評価でスコアを付けた。  浜松市は「多様性を生かし発展する環境先進都市」と評価された。環境分野のスコアが1位で、年間日照時間が長く、再生可能エネルギー自給率も高いため、快適性、環境パフォーマンスで高評価を受けた。経済・ビジネス分野も、高い外国人就業者割合や高齢者就業率を受けて8位に入った。  静岡市は環境分野が15位だったほか、文化・交流、経済・ビジネスなど4分野も20〜25位と平均以上の評価を受け、「バランスの取れた総合力を有する地方の主要都市」の一つに位置付けられた。  富士市は経済・ビジネス分野が25位と最も高かった。特に市の財政の評価が高く、「安定した自治体財政、ゆとりある職住近接の都市群」に含まれた。  調査は都市の特性を相対的、多角的に分析することで、それぞれの長所、短所を浮き彫りにし、今後の発展戦略に活用してもらう狙い。今回初めて実施した。

静岡 2018年10月04日朝刊

 

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