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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

「リ・レーション」が社屋移転 浜名湖東岸で観光開発 カフェやガーデン避難場所にも

 浜松市の建設・不動産業「リ・レーション」は11月下旬に同市西区和地町へ社屋を移転し、同区の舘山寺地域を中心とした浜名湖東岸の観光開発に力を入れる。来春には東名高速道の舘山寺スマートインターチェンジ(IC)が完成するなど新たな人の流れも見込まれ、観光地の魅力向上で不動産価値の上昇と地域住民とのつながり強化を狙う。  新社屋の建設場所は、東名高速道浜松西ICから南西へ約1km。約3,300uの敷地内にイベントスペースやテラスも設けるほか、閉店したコンビニの空き店舗もリノベーションしてカフェ兼レストランをオープンさせる。木造の骨組みにモルタルやしっくいを施しておとぎ話のような世界を演出する建物「ガーデンハウス」も配置。100株以上の花木を植栽し、大人も子どもも楽しめるスペースを提供する。  カフェやレストランは来年1月ごろに開店する計画。今年10月には子どもを持つ地元の主婦らを集めて店舗やスペースの運用について意見を聞き、希望する女性は店のスタッフとして採用する。災害時のかまどとして使えるベンチやリヤカーも備え、避難場所の拠点としても活用する。  同社グループが和地町内で運営する観光施設「ぬくもりの森」も8月までに駐車場を拡大し、大型バスの受け入れが可能になった。来春から夏をめどにリニューアルする旧国民宿舎「浜名湖かんざんじ荘」まで送迎バスを運行する予定。  舘山寺町のメーンストリート「門前通り」では、空き店舗を改装してカフェやコミュニティースペースもオープンさせる。サイクリングやマリンスポーツの愛好者に加え、舘山寺スマートICや東京五輪で増加が予想される観光客の受け入れ強化を目指す。

静岡 2018年09月29日朝刊

 

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