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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

制振装置 効果体感を 浜松の千博産業 ショールーム開設

 木造住宅向け制振装置メーカーの千博(ちひろ)産業は23日、浜松市中区高丘西2の新本社にショールームを開設した。同社によると、制振装置メーカーのショールームは全国初。住宅の壁の内側にあり普段は見えない装置の役割や仕組みを分かりやすく伝える。  ショールームには、2階建て住宅を摸したやぐらに装置を取り付け、震度3〜4の揺れを起こして効果を体感できるコーナーを設けた。制振実験の映像を放映するモニターや装置の実物も展示している。  もともと住宅建材を扱っていた千博産業は、自動車部品のショックアブソーバーを応用し、地震による建物の振動を吸収して揺れを減らす制振装置を2008年に開発。住宅メーカーを中心に販売を伸ばし、18年3月期の売上高8億5千万円の7割を占めるまでに成長した。  事業の拡大に伴い従業員も5年間で10人から26人に増え、同区高丘北3の本社が手狭となったため、約800m南にある元自動車販売店の建物へ移転。旧本社の約4倍の延べ約800uの広さがあり、展示スペースを活用してショールームを設けた。  3年後の21年3月期に売上高15億円を目指しており、渥美幸久社長は「ショールームにより認知度を向上させ、販売拡大につなげたい」と話した。  ショールームの営業時間は平日午前8時半〜午後5時半。制振装置の体感コーナーは予約が必要。問い合わせは千博産業=電053(522)7766=へ。

中日 2018年05月24日朝刊

 

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