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スマートタウンに認証 一条工務店のJT工場跡開発 住宅へ太陽光設備 浜松

 住宅メーカーの一条工務店が浜松市の日本たばこ産業(JT)工場跡地で手掛ける「一条スマートタウン開発事業」(開発面積約10.6ha)が1日、同市から浜松版スマートタウンの認証を受けた。用地の約6割を太陽光発電設備を備える約180区画の戸建て住宅と約100戸の中層マンションからなる住宅ゾーンに、残りを商業や医療福祉のゾーンにし、2021年1月までに全体の開発を終える計画。  同市が認証する浜松版スマートタウンは、再生可能エネルギーを導入し、地震などの大規模災害に強い住宅街の整備を推進する。同事業が認証第1号で、同社は今後、基盤整備に向けた補助金を市に申請する。  同社は従来から、注文住宅で10キロワットの太陽光パネル設置を推奨し、耐震性能や断熱性能の高さも売りにしている。市役所で鈴木康友市長から認証決定通知書の交付を受けた岩田直樹社長は「市の構想のように、エネルギーが循環する住宅を提供する。住む方の利便性に貢献できる商業施設も誘致したい」と述べた。用地の北側一帯に商業施設や医療福祉施設、マンションを配置し、南側の戸建て住宅への日照を確保する構想も示した。  同市中区西伊場町、南伊場町、南区若林町にまたがる対象用地はJR浜松駅の西約3キロに位置する。JTが15年3月に浜松工場を閉鎖し、一条工務店が入札を経て取得した。

静岡 2019年03月02日朝刊

 

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