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浜松市「第三都田地区工業用地」 県外大手メーカー進出へ

 産業用ロボット向け精密減速機などを手掛ける大手機械メーカー「ナブテスコ」(本社東京)が、浜松市北区の第三都田地区工業用地への進出を計画していることが17日までに、関係者への取材で分かった。既に土地の売買意向を示す書面を交わしていて、同市と同社が同日午後にも公表する予定。同工業用地への県外の大手メーカー進出は初めて。  ナブテスコは、産業機器メーカー「帝人製機」と鉄道ブレーキなどのメーカー「ナブコ」の経営統合に伴い、2003年に設立した。 航空機、鉄道、業務用車両、船舶、新エネルギーなどに関連する多分野の機器を製造し、産業用ロボットの精密減速機は世界トップシェアを誇る。17年12月期の連結の売上高は2,824億円。国内6カ所に生産拠点を構え、県内には初進出とみられる。  地区内でも最大規模の区画への進出を予定しているとみられ、千人規模の雇用につながる可能性もある。  静岡新聞社の取材に対し、同社は「申し上げることはない」としている。  第三都田地区工業用地は、新東名高速道の浜松SAスマートインターチェンジ(IC)から近く交通至便な立地を売りに、同市が47.6haの事業用地に13区画を造成。16年度から分譲を開始し、21年度内に分譲を完了する計画。既に県内の3社が進出を決めている。市によると、これまでに8区画で公募を終了している。

静岡 2018年10月17日朝刊

 

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