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掛川市認可 区画整理の宅地店舗起工 個人施行は県内初

 掛川市下垂木一丁田地区の土地区画整理事業の起工式が21日、現地で開かれた。民間の個人施行による土地区画整理事業は磐田市見付の事例に続き県内2例目。面積5ha未満が対象の市認可事業としては県内初。  磐田の事業を手がけた浜松市東区のビルド21が施行者となり、農地約4.9haに住宅地60画地と商業施設「オークワ」、喫茶店、公園などを整備する。オークワは和歌山県に本社を置くチェーン。店舗は建物面積約7,500u、スーパーやホームセンターなどが複合する施設として2019年8月に開業する予定。事業全体の工期は20年3月まで。  個人施行の土地区画整理事業は組合施行などと違って地権者全員の同意が必要となり、事業化のハードルが高い。一丁田を含む下垂木地区は過去に組合施行の土地区画整理事業が頓挫し、道路整備や商業施設誘致が遅れていただけに、住民組織「まちづくり委員会」が協力して地権者約40人の同意を取り付けた。  現地周辺は道路の整備計画もあり、今後開発が進む見通し。式典で同委員会の堀内武治会長は「30年来の地域課題だった新しいまちづくりが始まり、本当にうれしい。引き続き全面的に協力したい」と期待を寄せた。

静岡 2018年08月22日朝刊

 

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