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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

長期金利 一時0.2% 6年ぶり高水準 住宅に影響も

 4日の国債市場で長期金利の指標である新発10年債(365回債、表面利率0.1%)の利回りが一時、前日終値より0.025%高い0.2%となった。取引時間中としては日銀がマイナス金利政策の導入を決めた2016年1月29日の0.225%以来、約6年ぶりの高水準。欧米の中央銀行の早期利上げ観測が背景にあり、住宅ローン金利の上昇など暮らしに影響が及びそうだ。  終値利回りは0.195%だった。前日に欧州中央銀行(ECB)の早期利上げ観測などから米長期金利が上昇し、日本国債にも流れが波及して利回りが上がった。  住宅ローンの一部は長期金利に連動して金利が上下するため、今後家計の負担が増す恐れがある。一方で三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美シニア・マーケットエコノミストは「日銀は長期金利の変動幅をプラスマイナス0.25%程度に設定しており、0.2%を超えると国債を買い入れ、市場をけん制するとの観測もある」と指摘した。大阪取引所10年国債先物の中心限月である3月きりは32銭安の150円34銭だった。  東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日の米巨大IT企業の好決算を背景に反発。外国為替市場では日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢だった。

静岡 2022年02月05日朝刊

 

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