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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

長期金利上昇0.020% 2週間ぶり水準 米金利が波及

 25日の国内債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは前日比0.005%上昇(債券価格は下落)の0.020%をつけ、13日以来約2週間ぶりの高水準となった。緊急承認扱いだった新型コロナウイルスのワクチンを米当局が正式承認したことで、接種が進むとの思惑から経済回復への期待が拡大。米長期金利が上昇し、国内債にも波及した。  24日の米債券市場で米国の長期金利が大きく上昇し、約2週間ぶりの1.3%台に迫った。日経平均株価が足元で先週に比べ持ち直しているのも国内の債券相場の重荷となり、長期金利は上昇傾向にある。  QUICKが実施した7月の債券月次調査によると、債券市場関係者が最も注目する金利の変動要因は「海外金利」が62%で、1996年の調査開始以来最高となった。  一方「短期金利・金融政策」は16%で低下傾向にある。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは「日銀の金融政策が動かないなか、米国を中心とした海外金利の動向が国内債に影響を及ぼす傾向が強くなっている」と指摘している。

日経 2021年08月26日朝刊

 

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