不動産だよりロゴ

不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

浜松・野球場 県予算化へ 12月補正、市議会要望受け

 川勝平太知事は28日、県が浜松市西区篠原地区で整備を目指す県営野球場について「基本的な条件が整った。整備の遅れを挽回するためなるべく早く進めたい」と述べ、早ければ県議会12月定例会に関連の補正予算案を提出する考えを示した。同市議会の飯田末夫議長から、球場整備と基本計画策定の早期着手を求める要望書を受け取ったことを受けて予定地を視察し、記者団に明らかにした。  川勝知事は「球場の建設地としてやはりここがふさわしい」と強調。「平時はにぎわいを生み、有事には避難できる。人の命のための施設だ。スポーツ王国浜松が復活する拠点となる」と期待した。  県営野球場を巡っては、川勝知事が市議会側に意思表示を求めて進展しない状況が続いていた。市議会特別委員会は16日、議長名の要望書を県に提出することを賛成多数で了承した。  川勝知事は視察に先立ち28日午前、県庁で飯田議長から要望書を受け取った。面談の場では、鈴木康友市長から球場整備の要望を受けていたが、市議会の意向で計画が停滞していたとして「市長と市議会の言っていることが違う」と指摘。「急に態度が豹変するなど市議会の議論が非常に不透明だ。要望は歓迎しているが、市議会特別委員会には強く反省を求める」と述べた。球場については「公設民営もあり得る」との見通しを示した。  飯田議長は「県に基本計画を策定してもらい、高校野球でも使えるような立派な球場にしてほしい。今後の県市の費用分担についても話ができればいい」と話した。鈴木市長も同日、県庁を訪れ、飯田議長とは別に野球場整備の基本計画策定を含む2019年度予算編成に向けた要望書を知事に手渡した。

中日 2018年08月29日朝刊

 

Copyright (C) ADvance Forward Co.,Ltd. All Rights Reserved.