住宅系スタートアップのセレンディクス(兵庫県西宮市)は慶応義塾大の研究機関と連携し、3Dプリンターで平屋住宅「フジツボ」(延べ床面積49平方m、高さ4m)を建設する。2022年秋に実験用建物を設け、2人暮らし用の一般住宅として23年春をメドに販売に乗り出す考えだ。
3Dプリンターを使ったものづくりを研究する「慶応義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター」(横浜市)が設計を担う。セレンディクスが保有する3Dプリンターで部材を作り、組み立てる。
セレンディクスが3Dプリンターを使って建てた球体住宅「スフィア」は小型で、別荘向けの販売が中心だ。フジツボは広さを5倍に拡大したことで、一般向けの需要を開拓できるとみる。
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