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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

中古住宅投資 ファンド設立 三井住友信託

 三井住友信託銀行は英運用会社のアバディーン・スタンダード・インベストメンツと共同で、主に日本の中古住宅へ資金を投じるファンドを月内に立ち上げる。欧州を中心に機関投資家から資金を募り、最大1千億円の運用規模をめざす。老朽化した物件を取得し、リノベーションで価値を高めてから売却する。  ファンドに組み入れる対象は東京や大阪、名古屋などの都市圏にある賃貸マンションや高齢者向け住宅、企業の社宅、学生寮だ。経年劣化などで賃料が減り、割安になった物件をリノベーションしたり、用途を転換したりして資産価値を高める。運用期間は10年を想定し、年10%前後の運用利回りを見込んでいる。  日本は住宅の流通量に占める中古住宅の割合が欧米より低い。空き家や空き室が増え、政府は住み手の安心感を高めようと政策面から市場の活性化を後押ししている。

日経 2019年06月04日朝刊

 

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