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遠鉄バス 秋葉線も撤退検討 代替交通浜松市と協議へ

 遠州鉄道は11日、浜松市北部地域で運行する路線バス4路線の一部の運行から撤退を検討していることを、同市役所で開かれた市地域公共交通会議で示した。北遠本線、阿多古線、渋川線の3路線は2019年9月末にも撤退する方針。秋葉線についても当面は運行を維持するが、撤退を検討していくという。  遠鉄の担当者は、利用者数が減少して赤字が続いていること、運行距離の長さのほか、乗務員の確保に苦労していることなどを、撤退検討の理由として示した。いずれの路線についても、市などと協議し、代替交通手段を検討していくという。  北遠本線と秋葉線の山東−西鹿島駅間は維持する。北遠本線は、ほかの交通事業者への移管を念頭に代替交通を検討。市が自主運行する阿多古線は市がスクールバスや地域バスなどを検討する。  浜松中心部から北区の山間部を走る渋川線は、浜松駅−伊平車庫間を維持する。撤退を検討する伊平車庫−渋川儀光間については、既に運行している地域バス「いなさみどりバス」へと集約していく方針。  会議に出席した区自治会連合会の代表者からは、代替手段の早期決定を求める声が相次いだ。市担当者は「空白期間ができないよう準備を進める」と話した。

静岡 2018年10月11日朝刊

 

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