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遊休不動産で町おこし 浜松市が初の講座 再生計画きょう発表

 浜松市は14日、遊休不動産を利活用して地域活性化の流れをつくる取り組み「リノベーションまちづくり」の2018年度第1回実践講座を同市天竜区二俣町で開始した。空き家の増加が全国的な問題となる中、民間活力を生かしたまちづくり事業の一環で行う。  市によると、市内の空き家は13年度時点で約4万9千戸。このうち急速な高齢過疎化が懸念される天竜区は約3,300戸で、空き家率は22.6%と市内で最も高かった。同区中心街の二俣町も遊休不動産が多く、商店街の人通りは少ない。  講座は同町商店街の喫茶店「山ノ舎」や区役所を会場に15日まで実施。首都圏や地方都市でリノベーションまちづくりの経験がある不動産開発会社スピーク共同代表の林厚見さん(46)が講師として指導する。  14日は地域おこし協力隊員や住宅工務店経営者、全国古民家再生協会の会員ら約10人が参加。3グループに分かれ、同町のリノベーションまちづくりの事業計画を話し合った。林さんと練り上げた事業案のプレゼンを15日午後4時から、同町の市二俣協働センターで行う。聴講無料。  林さんは「エリアを変えるようなまちづくりをデザインした上で、空き家の活用法を考えて」と助言した。

静岡 2018年09月15日朝刊

 

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