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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

「スマートホーム」に規格 経産省、国際主導めざす

 経済産業省はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)を使って生活を便利にする「スマートホーム」の国際規格づくりを始める。ミサワホームなどと協力し、遠隔で家電を動かせるAIスピーカーなどの安全基準をとりまとめ、2021年にも国際電気標準会議(IEC)の承認をめざす。高成長市場で日本企業が活動しやすくする。  触って操作しなくても声でテレビや暖房器具を動かせるAIスピーカー、外出先から室内自動掃除機や電灯の点灯や消灯を操作できるアプリ、室温や湿度を感知して自動で開いたり閉まったりする窓など、スマートホームの周辺機器の開発や実用化が進んでいる。欧米とも連携し、21年にIECから規格の認定を受ける目標だ。  一方で、同時に複数の機器を使った場合、それぞれのシステムがばらばらに動けば、事故につながる可能性がある。たとえば、室内で自動掃除機が動いていることを知らずに外出先から暖房をつけた場合、掃除機が暖房に接触して火災になる恐れがある。  経産省はシステムが協調して動けるように新たな規格をつくる。IECから規格を議論する協議会の設置許可を受けており、リスク要因の分析や対応などを詰める。

日経 2018年05月10日朝刊

 

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