ローソンは参入を予定している銀行の名称を「ローソン銀行」とし、2018年秋にも開業する方針だ。
近く金融庁に銀行業の免許取得に向けた予備審査の申請をする。銀行の新規参入は11年に大和証券グループ本社が大和ネクスト銀行を開業して以来、7年ぶり。
ローソンは店舗網を生かして顧客を取り込み、地域金融機関との連携も模索する。
準備会社「ローソンバンク設立準備」はローソンが95%、三菱東京UFJ銀行が5%を出資し、16年11月に設立した。新銀行はローソンの子会社が現在運営しているコンビニATM事業を引き継ぐ。ローソンは現在、全国に約1万3千店ある。
小売業による銀行設立は、01年に開業しコンビニATMの先駆けとなったセブン銀行(開業時はアイワイバンク銀行)、07年のイオン銀行に続く3例目。セブン銀行はATMでスマートフォン(スマホ)決済の入金ができるサービスを展開。グループの商業施設に店舗を構えるイオン銀行は買い物ついでに住宅ローンの手続きなどができる利便性を打ち出している。
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