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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

中古マンション4,688万円 4月首都圏 12ヵ月連続上昇

 東京カンテイ(東京・品川)がまとめた4月の首都圏の中古マンション平均希望売り出し価格(70m2換算)は、3月に比べ29万円(0.6%)高い4,688万円だった。12カ月連続の値上がりとなり1都3県全てで前月比プラスだった。供給戸数が少ない新築マンションに比べて中古物件は割安感がく、都市近郊を含めた広い範囲で堅調な需要がみられた。  東京23区では11万円(0.2%)高い6,795万円だった。価格全体は高水準で推移している一方、継続的な価格上昇で消費者が購入を手控える動きも出ている。  売り出し価格が上昇傾向にある一方で、在庫数も増加。直近3カ月間で値下げした住戸の割合を指す価格改定シェアは新型コロナウイルス感染拡大で売り急ぎがあった2020年4月以来、2年ぶりに4割を超えた。  東京カンテイの高橋雅之主任研究員は「メガバンクを中心に住宅ローン金利の引き上げも起きており、住宅購入を急ぐ消費者心理が強まる可能性がある」と分析する。  周辺部では埼玉県が2,857万円と前月から43万円(1.5%)、千葉県が2,463万円と49万円(2%)上昇した。神奈川県は3,460万円(0.2%上昇)とほぼ横ばいだった。  近畿圏は2,772万円と0.4%値上がりしたが、中部圏は2,164万円と30万円(1.4%)下がった。

日経 2022年05月27日朝刊

 

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