県は2022年度、省エネ性能が高い新築住宅に最大70万円を補助する制度を創設した。23日から申請を受け付ける。
国の省エネ住宅支援制度の対象外となる、18歳未満の子どもと同居している「子育て世帯」と、夫婦のいずれかが30代以下の「若者夫婦世帯」以外が対象。一戸建て住宅を新築か購入▽県内中小工務店が施工▽エネルギー消費量を実質ゼロにする「ZEH(ゼッチ)」水準の省エネ性能-の3項目を満たすことを条件にしている。
1戸当たり40万円を補助し、県産材「しずおか優良木材」を使用した場合、利用率と使用量に応じて最大30万円を加算する。
国は省エネ新築住宅に60万から100万円を支援する助成メニューを22年度から新設している。国を上回る脱炭素化目標を掲げている県が、国の助成条件から外れた世帯を補う形で制度を整えた。
補助件数は約200件。申請期限は11月30日で、予算がなくなり次第終了する。問い合わせ、申請は県建築住宅まちづくりセンター<電054(202)5573>へ。
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