磐田市は、小規模農地の活用を進めるため、市民らが100平方mから農地を貸し借りできるようにする市独自の基準を設ける。今までは300平方mからだった。利用開始は7月からの予定。
農業経営基盤強化促進法に基づく利用権設定の小規模特例制度で、貸借期間は3年。現在貸し出しできる登録農地約100件を利用希望者とマッチングする。市外居住者も対象になる。
市によると、小規模農地は使い勝手が悪いため荒廃することが懸念されている。制度を活用し、耕作放棄地化の抑制や、担い手の確保、育成を図る。未経験者には研修なども検討するという。
貸し付けは年間12件、千平方m以上を目指す。市担当者は「働きながら副業などで農業に挑戦できる仕組みをつくり、新規就農者の間ロを広げたい」?と話した。
|