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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

上層階避難所、国が補助 予算計上ヘ ビル内、豪雨時受け入れ

 国土交通省は、豪雨や台風被害の多発を受け、ビル上層階に避難者受け入れスペースを整備する場合、企業に工事費用を補助する方針だ。浸水の危険性が低く、高い場所へ逃げる「垂直避難」に適していると判断した。来年度予算の概算要求に関連経費100億円を計上しており、年末にかけて補助の要件を具体化する。  豪雨や台風で退避に時間的な余裕がなかったり、安全な場所が遠かったりする場合、自宅2階などへの垂直避難も有効とされる。ただ、身近に適した場所がない人もいるため、国交省は商業施設やオフィスビルを活用して一時的な避難施設の確保を進める考えだ。  浸水想定区域に位置する建物で、水に漬からない高さに避難スペースを確保する企業に費用を補助。緊急物資の備蓄スペースを設ける場合も対象。地元自治体と協定を結ぶことなどを要件とする方向だ。自治体所有の公共施設の上層階に整備する場合も補助する。

静岡 2020年11月05日朝刊

 

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