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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

長期金利、高水準に 3週間ぶり 国債増発で警戒感

 長期金利に上昇圧力がかかっている。1日、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは上昇(債券価格は下落)し、3週間ぶりの高水準をつけた。政府の国債増発に対して日銀の7月の国債買い入れオペ(公開市場操作)の規模が限定的と受け止められ、債券の売りが進んだ。  1日の債券市場で、新発10年物国債の利回りは一時0.045%と前日から0.015%上昇した。6月8日以来の高い水準だ。  日銀は6月30日、7月のオペ計画を発表した。残存期間が「5年超10年以下」の国債の1回あたり購入予定額を4,250億円(中心値)と、6月の4,000億円から増やした。通常であれば、購入増額は国債の需給を引き締め債券価格の上昇と金利の下落につながる。  ただ政府は新型コロナウイルスを受けた緊急経済対策の財源確保のため、7月から国債を増発している。日銀の購入増額は増発額に比べ限定的であると見なされ、債券売りと金利上昇につながった。

日経 2020年07月02日朝刊

 

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