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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

住宅着工 2年ぶり減 持ち家は増加 一定の駆け込み 19年県内

 県が10日までにまとめた2019年の県内新設住宅着工統計によると、着工戸数は前年比5.2%減の2万2,198戸だった。前年を割り込むのは2年ぶり。消費増税に伴う駆け込み需要とみられる持ち家の伸びがあったものの、貸家や給与住宅、分譲住宅などが軒並み前年を下回った。  持ち家は2.1%増の1万2,013戸で、1月から6カ月連続前年を上回った。引き渡し時期に関係なく旧税率の8%が適用される特例期限だった3月末前に、増税を見据えた購入の動きが一定程度出た可能性がある。  貸家は12.4%減の6,270戸。前年を上回ったのは3、6、12月にとどまり、年間を通して市場環境が厳しく推移した。分譲住宅も12.5%減の3,817戸。このうちマンションは51.5%減の500戸とほぼ半減したが、県住まいづくり課は「前年が大きく伸びた反動」とみている。  地域別は東部6.5%減の6,513戸、中部3.6%減の6,797戸、西部5.4%減の8,888戸。全国は4.0%減の90万5,123戸だった。  12月単月の県内着工戸数は前年同月比3.3%増の1,882戸で、6カ月ぶりに前年を上回った。利用関係別は持ち家が6.4%減の934戸、貸家20.0%増の624戸、分譲住宅2.7%増の305戸など。全国は7.9%減の7万2,174戸だった。

静岡 2020年02月11日朝刊

 

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