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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

不動産ファンド 最大規模 米ブラックストーン、2.2兆円

 米投資ファンドのブラックストーン・グループは11日、205億ドル(約2.2兆円)の不動産ファンドの資金調達が完了したと発表した。不動産を対象とするファンドとしては過去最大規模となる。世界的な金利低下が続くなか、年金基金などが株や債券に代わる代替資産への資金配分を増やしており、不動産投資に対する旺盛な需要が続いている。  ブラックストーンが前回不動産ファンドを立ち上げたのは2015年で、投資家から集めた資金額は158億ドルだった。今回はそれを3割上回る規模だ。6月末時点の運用総額は5,455億ドルで、そのうち不動産は全体の約3割に当たる1,536億ドルを投資している。  ブラックストーン・リアル・エステートのグローバル共同代表、ケン・カプラン氏は「簡単ではない投資環境にはあるが魅力的な機会を求め続ける」とコメントした。  日本拠点でも積極投資を継続している。7月に1,000億円超を投じてアマゾンジャパン(東京・目黒)が利用する物流施設の取得を決めた。中国の複合保険グループ安邦保険集団が売却を目指している日本の賃貸住宅資産の買収も検討している。

日経 2019年09月13日朝刊

 

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