ヨシコンは静岡県藤枝市で顔認証システムを採用した分譲マンションを新築する。エントランスのほか共用のゲストルームやパーティールームなど計7カ所に導入し、居住者は顔認証で入ることができる。同社によると棟全体で顔認証を採用したマンションは全国初。維持管理のコストを低減し、居住者の利便性を高める。
新築分譲マンションは「ザ・エンブル藤枝」。JR藤枝駅南口から徒歩2分の立地で、1,500uの敷地に鉄筋コンクリート造の13階建て、全95戸。すでに着工し、2021年3月からの引き渡しを予定する。
類認証システムは宅配ボックス大手のフルタイムシステム(東京・千代田)のサービスを活用する。宅配ボックスやエレベーターにも設置し、セキュリティーを高める。子供や高齢者が鍵を持たなくてもよく、紛失などのリスクを減らせる。
ヨシコンは藤枝駅周辺に約10棟のマンションを持つが「今回が駅前として最後の計画。ハイグレードのマンションにする」(同社)という。また将来的には各棟で清掃ロボットの導入など管理業務の無人化を加速させる。
管理人が藤枝地区の複数の棟を総合的に管理するような体制の構築も検討するという。
|