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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

銀座に12階建て木造ビル ヒューリック、高齢者施設も

 ヒューリックは2021年9月、東京・銀座で地上12階建ての木造の商業ビルを完成させる。10階超の高さの木造ビルは珍しいという。30年までに13年に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量の45%を削減する計画で、建物に木材の利用を増やしていく。今後は商業ビルだけでなく、木造の高齢者施設を展開することも検討する。  木造ビルは竹中工務店が20年1月に銀座で着工する。鉄筋コンクリートや鉄骨も一部使うものの、建物荷重の過半を木材が支える構造だ。柱や梁(はり)に2時間の耐火性能を持つ木材を使い、震度7程度の地震でも倒壊する恐れがないという。  延べ床面積は2451uで、物販や飲食店が入居する予定だ。建設費は通常のビルに比べて2割程度高くなる見通し。ただ、木造建築ならではの温かみがある雰囲気などでテナントも集まりやすいなど、結果的に採算は確保できるとみている。

日経 2019年08月29日朝刊

 

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