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防音工事の対象区域拡大を検証 空自飛行隊、浜松移転で

 航空自衛隊美保基地(鳥取県)の教育飛行隊が2020年度に浜松基地(浜松市西区)に移転する計画で、防衛省南関東防衛局は12日、複数の測定機を新たに浜松基地周辺に設置し、防音工事の対象区域を広げるかどうか検証するとの考えを示した。市役所であった市基地対策協議会代表委員会(会長・鈴木康友市長)で、同局の稲葉稔企画部次長が「騒音測定により、防音工事の範囲を広げる可能性がある」と説明した。  移転はパイロット教育の効率化が狙い。美保基地からはビジネスジェット型練習機T400が10機配備され、隊員100〜110数人の増員が予想される。移転により、浜松基地での離着陸回数が現状の月2,100回から3割ほど増え、約2,700回となる見込みだが、稲葉部次長は「シミュレーターなどを用いて、できるかぎり実際の離着陸を抑えたい」とした。  移転の時期については、浜松基地でのT400用の駐機場や格納庫の整備の状況を踏まえて決めるとし、「現状では詳しい時期は未定」と説明した。

中日 2019年07月13日朝刊

 

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