静岡銀行は2019年中にも、不動産向け融資の審査業務に人工知能(AI)を導入する。ITベンチャーのリーウェイズ(東京・渋谷)と組み、賃料や空室率など将来価値を予測する独自の評価システムを構築する。審査の厳格化や顧客サービスの強化につなげ
る。
リーウェイズとこのほど資本業務提携を結び、議決権総数の約4.5%に当たるB種優先株2,100株を1億円弱で取得した。静岡銀は中期経営計画で異業種との連携強化を掲げており、同社とも交流会などを通じて協業を検討していた。
リーウェイズは全国の不動産の賃料や地価、人口動態などのデータをもとにAIで不動産の将来価値を予測するシステム「Gate.」を提供している。静岡銀は自行の審査ノウハウと組み合わせることで不動産融資の収益性をより高められると判断した。
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