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業務用システム開発の日本デジコム（浜松市中区）は、マンションの管理業務を省力化するITシステムを開発した。専用端末で住民や訪問業者に遠隔対応し、管理会社が情報を一元管理する。管理人のなり手不足の解決策として、県内外の管理会社に提案する。
マンション入り口に置いた専用端末からコールセンターにつなぎ、オペレーターがテレビ電話で住民や業者に対応する。保守点検などで業者の立ち入りが必要な場合、遠隔操作でキーボックスを開閉し、無人で鍵を受け渡しできる。業者の訪問履歴は顔写真付きで記録する。
管理会社は端末を置いた各マンションの状況をリアルタイムで把握する。管理人も端末で情報を共有し、1棟に常駐せず一人で複数棟を巡回できるようにする。同様のシステムは全国的にも先駆的という。
穴吹ハウジングサービス（香川県）の協力で、1日から岡山県のマンション2棟で実証実験を始めた。穴吹ハウジングは今後、同社管理の全国のマンションでシステム導入を検討する方針。
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