東京カンテイ(東京・品川)が発表した3月の中古マンションの平均希望売り出し価格(70u換算)は、首都圏が3,737万円で前月比0.3%上がった。前月比での上昇率は小幅だが、2カ月連続の上昇。前年同月比では3.3%高く、2018年12月以降、3%を上回る上昇が続いている。
都県別でみると、東京都が前月比0.4%高い4,976万円、埼玉県も1%高で3カ月ぶりにプラスヘ転じた。一方、神奈川県と千葉県は下落し、神奈川は前年同月比
でも下回った。
都区部は5,489万円と、前月比0.3%上がった。「購入できる顧客が限られる価格水準に近づいており、頭打ち感が強まっている」(高橋雅之主任研究員)という。
近畿圏は前月比1.3%高い2,297万円。大阪市や神戸市で上昇が目立った。中部圏は1,931万円で0.2%下がった。
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