浜松市は25日、2011年度から整備を進めてきた中区上島の都市計画道路下石田葵西線・上島工区が19年1月23日正午ごろに開通すると発表した。同線は市街地北部を横断する拠点間ネットワークを形成する道路に位置付けられている重要道路の一つで、付近の渋滞緩和や地域間交流の促進が期待される。
開通区間は、国道152号から遠州鉄道上島駅方面に向かう約340m。幅員27mの4車線で、全体事業費は20億3千万円。ことし2月に開通した上島駅北東側の区間とつながり、鉄道を挟んだ東西通行が円滑になる。
周辺道路の交通分散化も促し、国道152号や遠州鉄道の踏切と交差している県道磐田細江線の渋滞緩和が期待される。
市は18年度末を目標に、上島駅南側の鉄道高架沿いを通る都市計画道路有玉南中田島線の4車線化も進めている。鈴木康友市長は25日の定例記者会見で、「今後も良好な居住空間の創出やさらなる交通利便性の向上を目指していく」と述べた。
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