浜松市は24日、浜松市中区の遠州鉄道上島駅周辺で進めてきた土地区画整理事業の完成記念式典を同区の上島駅前公園で開いた。関係者約80人が出席し、15年にわたる事業の完了を祝い、地域の発展に向けて決意を新たにした。
対象は上島駅周辺の5.7ha。遠州鉄道の連続立体交差事業に合わせて2003年度から進めてきた。都市計画道路や生活道路の整備・拡幅、排水問題の解消、ロータリーのある駅前広場やイベントを開催できる駅前公園の整備などを行い、17年度で完了した。総事業費は59億円。
式典では、同事業審議会の小倉康弘会長が「地域の拠点として大きく期待されている。施設を楽しく、有効に使っていきたい」とあいさつ。長田繁喜副市長は「事業によって都市機能や防災機能が高まった。魅力ある地域をつくっていってほしい」と呼び掛けた。
この日、同公園内では地元自治会などが主催するフリーマーケットも開催され、多くの住民でにぎわった。
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