掛川市は1日、JR掛川駅前西街区の公有地売却に向けた事業者公募の実施要領を公開した。平面駐車場「まんまえパーキング」として活用している3,134uで、売却最低価格を4億2,400万円と設定。駅前の一等地としての品格を有し、商店街のにぎわい創出に寄与する施設ができるよう、民間事業者から提案を募集して売却先を決める。
売却最低価格は市が複数の鑑定を基に決めた。ジャスコ撤退後に市土地開発公社が取得した2002年当時の価格より9千万円安いが、坪単価44万5,500円は中東遠地域で最高水準。建築の制限も比較的緩く、地上50mほどの建物の建設が可能になっている。
募集に当たって市が希望する施設の機能を示し、多くの人が訪れて活用できる、多目的な交流施設を含む、企業活動に寄与する、など9項目を挙げた。契約後3年以内の完成を条件とした。
19年1月15日から応募を受け付け、2月中に事業者プレゼンと審査、売却先決定まで完了させる予定。要項は市ホームページで掲載している。
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