岡本光一都市整備部長は、遠州鉄道西鹿島線八幡駅(中区)の地元の自治会連合会からの要望を踏まえ、同駅の「バリアフリー化の早期実現を目指す」と述べた。丸氏への答弁。
同駅はホームまでの階段が70段近くあり、高齢者や障害者の負担が大きい。地元のアクト地区、北地区の両自治会連合会は7月、同駅へのエレベーター設置を求める要望書を市に提出した。
交通政策課によると、同駅の1日当たりの乗降客数は2,092人(2017年度)。国のバリアフリー化の基準3千人を満たしてはいないが、周辺に病院や浜松八幡宮、ヤマハの新社屋、展示施設などがあり、通勤や観光の利用者増が見込まれるという。
同駅は、市道上の高架駅という特殊な構造で、エレベーター設置のための工法や、耐震補強など検討課題は多い。岡本部長は、既に遠州鉄道とバリアフリー化に向けた検討を始めているとし、「本市の基幹的な公共交通であり、利便性向上は重要」との認識を示した。
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