東京カンテイ(東京・品川)が21日発表した5月の中古マンションの平均希望売り出し価格(70u換算)は、首都圏が3,632万円と4月に比べて0.8%上がった。価格水準の高い東京都や神奈川県での売り出し件数が増えた。
主要都市では、さいたま市が2,763万円と0.1%上がった。上昇は3カ月連続。東京都区部は5,376万円と0.1%上昇した。
東京カンテイの高橋雅之主任研究員は「市況は堅調で、価格を下げてまで売る動きも大きくは見られない。秋口にかけても安定して推移するのでは」とみている。
近畿圏は2,175万円と0.8%上がった。大阪市が1.2%高の3,011万円と3カ月連続で上昇したことなどが寄与した。中部圏は1,806万円と1%上がった。
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