賃貸アパート大手のレオパレス21のアパートで施工不良が見つかった問題で、国土交通省は19日、全国の9自治体で計17棟の建築基準法違反が確認されたと明らかにした。同日の衆院国土交通委員会に報告した。
国交省は、同社のアパートが所在する自治体に対し、物件が建築基準法に違反しているかどうかの確認を依頼。各自治体は順次調査を進めており、違反物件はさらに増える可能性が高い。レオパレス21は5月、25都府県の206棟で、法が求める防火や防音のために各戸を隔てる「界壁」という壁が天井裏に設置されていないなどの問題が見つかったと発表。同社が施工した約3万8千棟を調査し、来年10月までに補修工事を完了するとしている。
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