不動産情報サービスのアットホーム(東京・大田)は、賃貸物件の管理会社が入居者から集めた家賃などを物件のオーナーに代行送金する新サービスを始める。管理会社がアットホームにまとめて入金し、個別のオーナーヘの送金作業はアットホームが代行。送金業務にかかる管理会社の負担を減らす狙いがある。
新たなサービスは、同社の賃貸管理システムを利用している管理会社が利用できる。システムには管理会社が管理する物件や入居者、家賃などのデータが入っている。アットホームはこれらの情報から全物件の家賃総額を計算し、管理会社に請求。管理会社の入金後、アットホームがデータに基づいて各オーナーに家賃収入を送金する。
従来は管理会社が家賃を物件のオーナーごとに送金しており、手続きに時間がかかったほか振込手数料などもかさんだ。サービスを利用すれば、管理会社側の送金手続きは1回で済み、コストや手間を省くことができる。6月中に首都圏でサービスを開始する。
|