国土交通省が31日発表した4月の新設住宅着工戸数は前年同月比0.3%増の8万4,226戸だった。10カ月ぶりのプラス。マンションなど分譲住宅が増加した。持ち家は1.9%減の2万3,289戸で、3カ月連続で減少した。貸家は2.1%減の3万5,447戸と11カ月連続で減少した。
分譲住宅は5.0%増の2万4,904戸で、2カ月ぶりに増えた。一戸建て住宅は7.1%増、マンションは2.1%増だった。
もっとも長引く低金利環境の下で住宅購入を急ぐ必要はないと判断する顧客が多く、業界では当面、需要が弱含むという見方が根強いという。
三大都市圏は首都圏が4.6%減、中部圏が10.1%増、近畿圏が13.4%増だった。
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