三菱UFJ銀行など国内大手5銀行は31日、6月に適用する住宅ローン金利を発表した。主力の固定型10年の最優遇金利は、3行が5月より引き上げ、残りの2行は据え置いた。目安となる長期金利がやや高く推移したことや、他行の動向を踏まえた。
固定型10年の最優遇金利は、三井住友信託銀行が0.80%、三菱UFJが0.85%、三井住友銀行が1.15%に設定。いずれも0.05%の引き上げとなる。りそな銀行は5行で最も低い0.70%、みずほ銀行は0.80%で維持した。
各行は長期金利の水準などを参考にして住宅ローン金利を決めている。長期金利の指標である新発10年債の5月の利回りは、前月の水準をおおむね上回っている。5月の金利は1行が引き上げ、4行が据え置きで、上昇基調が続いている。
|