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浜松市有地売却 手続きは「不当」 住民らが監査請求

 浜松市が一般競争入札で売却を進める中区三組町の市有地の手続きに違法性があるとして、住民らでつくる「歴史の舞台を守る会」のメンバーら57人が20日、鈴木康友市長に入札中止や市有地として有効活用を求める住民監査請求を行った。  対象の市有地は元浜松防衛施設事務所跡地の1,757u。2006年に浜松合同庁舎用地との交換で市有地になった。市は2月27日に入札を予定している。  住民監査請求書などによると、市有地は歴史的に由緒ある「秋葉の杜」と呼ばれる一画で、市が長期間、有効活用せずに処分するのは不当な財産管理に当たると主張している。 当初、市が随意契約を結ぶ予定だった学校法人が既に十分な情報提供を受けていて、競争入札の公平性に欠けるとも訴えている。  住民団体代表の男性は「高台を切り崩して体育館にする計画を聞いた。市は公園など歴史的価値にふさわしい活用をすべき」と話した。

静岡 2018年02月21日朝刊

 

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