金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックのスタートアップ企業、MFS(東京・新宿、中山田明社長)は17日、住宅ローンの融資が金融機関に承認される確率を推定するサービスを始める。年収や勤務する企業の業種など11項目の情報から個人の信用力を分析。金融機関の融資基準も考慮して全国140金融機関の個別の推定融資確率を提示する。
MFSが提供する住宅ローン借り換えのスマートフォンアプリ「モゲチェック」に新機能を搭載する。同アプリでは金融機関に申し込む前に金利など住宅ローン借り入れの一般的な条件を想定する機能を提供している。
今後は審査に通る可能性が高い金融機関から借り入れ条件の良いローンを選ぶことが可能になる。
またMFSはオンライン上で最適な住宅ローンを選べる新サービスの開発に乗り出す。東証1部上場のケイアイスター不動産と提携。モゲチェックと不動産会社が保有する物件情報を連携させ、オンラインで申し込み手続きを完結させる。2018年7月からサービスを提供する予定だ。
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