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不動産・住宅関連【新聞各紙記事スクラップ】

国産針葉樹合板、再び上昇 問屋卸値3%高 住宅高騰、荷動き鈍化も 生産調整で余剰感解消

 住宅の壁や屋根に使う国産針葉樹合板の流通価格が再び上がった。生産コスト高を理由にした主要合板メーカーの値上げを、買い手の木材問屋などが受け入れた。住宅向けの引き合いは鈍いが、メーカーが生産を調整、在庫の余剰感が解消した。  合板は薄い板を貼り合わせて強度を高めた木材。東京地区のメーカー出荷価格(問屋卸価格)は2月上旬時点で厚さ12mm品が1枚1,650円と1月比で3%高い。合板メーカー各社は原料丸太の価格や人件費などの上昇を理由に値上げを表明していた。  値上がりは2024年5月以来、9カ月ぶりだ。当時はドライバーの残業規制で運送の担い手が不足する「2024年問題」への対応で、運送会社に払う物流費が上昇。合板メーカーが転嫁目的の値上げを進めた。その後、流通価格は横ばいが続き、同年10月と12月に下落していた。  主用途である木造住宅向けの荷動きが芳しくないなか、再び上昇したのは、メーカーの生産調整により余剰感が解消したことが大きい。  農林水産省によると、24年12月末の針葉樹合板の在庫量は前月比で7%少ない17万3,415立方m。減少は3カ月連続だ。セイホク(東京・文京)など主な合板メーカーは価格を維持するため、生産を供給能力の8〜9割に抑えてきた。  ドライバー残業規制による運賃の上昇を背景に、メーカーが運搬トラックを調達しにくくなっている。買い手となる都内の木材問屋は「メーカーによっては注文してから納品まで、従来より長い1週間以上かかることがある」と話す。  木材問屋の担当者は「メーカーは生産コストの上昇や運搬コストの増加で赤字に陥っている。今の価格は安すぎるかもしれない」と、安定供給体制の維持を訴えるメーカーに理解を示す。価格上昇率はメーカーが求める5〜7%には達しておらず、東日本のメーカー幹部は「今後も価格交渉を続けていく」と話す。  住宅の需要は新型コロナウイルス禍の巣ごもり生活を背景に盛り上がったが、その後は不振が続く。国土交通省がまとめる木造住宅の着工戸数は24年12月に前年同月比で4.7%増えたが、4万戸を下回る低水準だった。  キッチン、トイレなどの設備費や工事にかかる職人の人件費が上がり、住宅自体が値上がりしている。賃金上昇が鈍いなか、高額な住宅の購入に消費者が踏み切りにくくなっている。  今後値上げがメーカーの希望どおりに進むかは不透明だ。新年度の入居に合わせた木造の集合住宅向けの販売が増えていたが、年明け以降は徐々に落ち着いている。再値上げの交渉は難航する可能性もある。

日経 2025年02月05日朝刊

 

※ニュースファイルは、新聞各紙に掲載された地域開発関連記事、土地対策や税制など主だったものを日付順に整理したものです。
※転載した記事の末尾には、新聞紙名および日付(朝夕刊の別)等の出典を明示しています。


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