自宅担保に改修資金借り入れ 70歳以上 金利負担ゼロ 国交省
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国土交通省は高齢世帯が住む家屋の耐震改修を後押しするための新制度を設ける。自宅を担保にして資金を借りる「リバースモーゲージ」と呼ぶローンに関し、70歳以上であれば毎月の返済負担をゼロにする。早ければ2024年度末に金融機関が商品を提供できるようにする。
リバースモーゲージは自宅を担保に改修や新築などの資金を借り、月々の支払いは金利分だけに抑えられる仕組みとなっている。住人が亡くなって、相続人が相続しなければ、貸し出した金融機関が売却するなどして元本を回収する。
新たな制度は耐震改修を対象に、利用者が70歳以上であれば、金利分の支払いもしなくて済むようにする。60歳以上70歳未満では金利負担を3分の1に抑える。柱や梁(はり)の補強、屋根の軽量化が想定される。
国が住宅金融支援機構に出資し、機構が運用して財源を捻出する。制度に参画する金融機関への利子分の支援にあてる。
対象となるローンの金利には上限を設ける。24年度の補正予算で21.6億円を確保している。
機構によると、リバースモーゲージは改修や新築などで24年9月末までに累計8,700戸程度からの申請があった。
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日経 2025年01月28日朝刊
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※ニュースファイルは、新聞各紙に掲載された地域開発関連記事、土地対策や税制など主だったものを日付順に整理したものです。
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